イベント報告

2022年度 「南九州の名城・古城を探訪」6 志布志城

2022/10/21-23に「南九州の名城・古城を探訪」と題し毎年恒例の旅行会を開催、鹿児島県、宮崎県の城郭を2泊3日で巡りました。
旅行会二日目、講師は南九州城郭談話会(鹿児島市教育委員会文化財課)の有川孝行氏。
3カ所目は、志布志城を訪れた。
この地域は平安時代末期に救仁院氏がおさめていて、南北朝時代には楡井氏、畠山氏、その後島津家分家の新納氏、肝付氏が島津氏に対抗するなど目まぐるしく変わるが、1588年頃には島津家が日向・大隈を平定し地頭の蒲田氏を配置し支配する。
江戸時代1615年頃には役割を終えて使用されなくなったといわれる。

内城、松尾城、高城、新城の4つから構成され、同じくらいの標高に独立した曲輪が群をなす群郭式城郭。当日は内城周辺を巡った。
内城の本丸に当たるのが曲輪3で、上段と下段に分かれている。
(曲輪の後の数字に意味はなく曲輪を識別するためにつけてる番号)

志布志小学校裏手から登城(大手口とされる)
塔城口入るとすぐにいい感じの断崖が・・・
矢倉場と呼ばれる曲輪(曲輪1) 2009,2010年の発掘調査では柱穴、土坑、溝跡などが検出
矢倉場付近空堀
曲輪3の上段,下段間の空堀 台風の影響で直接下段から上段にはいけず。
曲輪3上段の東の空堀 シラス台地の特性を利用した垂直の断崖が見られる。
PAGE TOP